弊社で販売する缶バッジマシンは高い耐久性を持ってはいるものの、やはり永く正常にお使いいただくためには日常のメンテナンスは欠かせません。

ここでは最も基本となる、シリコンスプレーを使ったメンテナンスをご紹介します。

完成した缶バッジのフィルムが浮くなど、ちょっと調子が悪いなと感じた時も、このメンテナンスを行うだけで問題が解決することも多々ありますので、まずはお試しください。


シリコンスプレーには様々な製品がありますが、弊社でオススメするのはこちらの『KURE シリコン ルブ スプレー』です。

※その他の製品の中には、軽く拭き取っただけではベタつきが激しく、デザイン用紙に染み込んでしまうようなものもありますので、できるだけこちらの製品をお使い頂く事をお奨めいたします。

 

 

まずは金型にシリコンスプレーを軽く塗布します。

 

次に、清潔な布または紙ウエスなどを使用して拭き取りながら金型内部の隅々までシリコンオイルを広げてください。そうすることによって金型内部の清掃を行うとともに、プレス時のパーツの滑りを良くし、皮膜による防錆効果も期待できます。

※拭き取りにティッシュペーパーなどを使う場合、こまかな埃が付着する可能性が高いため、なるべく専用のウエスのご使用をお奨めいたします。

 

テーブルを回転させ、反対側の金型にも同じように塗布し、拭き取ります。

 

同様にアッパーダイ(上の金型)にも行いますが、基本的に缶バッジマシンを逆さにする行為は厳禁(故障の原因となる場合がある)ですので、金型を下から覗き込むようにしてスプレーを行ってください。

 

隅々までウエスで拭き取ればメンテナンスは終了です。

 

このように、シリコンスプレーを使ったメンテナンスは非常に手軽にできますので、製作を行った後など、できるだけ日常的に行うようにしてください。