突然ですが、質問です。
あなたの故郷、またはあなたが住んでいる町はどんな町ですか?
もっと具体的に言えば、どんな人たちが携わって、どんな歴史のある町でしょうか?
きっとこの質問に応えれる人はそれほど多くはいないでしょう。
町にある建物・遺構や、町の看板でみたことのある偉人の名前などを知人に説明しようと思っても難しいです。知っていたとしてもひょっとするとただの『歴史マニア』だと思われる程度でしょうか?
しかし、これは学校で日本史を勉強するのと同じように、生まれ育った故郷や住んでいる町の事を知ることは、自分や家族の未来の為にも重要な事のはず。誰がどのように町を発展させたのか。歴史の中でどのような経緯を辿ったのか・・・知っていれば普段の生活の視野は大きく広がるはずです。
【のんびりと歩きながら】
町の歴史を知る術は自分たちの近くに沢山あります。そういった町の歴史をのんびりと歩きながら探索・勉強・再確認する活動を行っているところがあります。
島根県にある【益田市立歴史民俗資料館】様です。
益田市立歴史民俗資料館様の人気イベントのひとつである、『街角ウォーキング』は参加者とともに、益田の歴史に触れてもらい、ふるさと益田への関心を深めてもらうことを目的としています。
お話をしながらのんびりと歩くイベントで、館長による分かりやすい説明が大人気です。
年に数回開催され、毎回大勢の方が参加されており、年間全ての街角ウォーキングに参加した方には素敵な完歩賞が贈られています。(※上記写真参照)
説明を聞く姿は真剣そのもの。そして、みなさんとても楽しそうですね。
地元でこうした活動があることは、とても羨ましいです。
【歴史は身近に存在している】
『見慣れた景色の中に歴史的に重要な場所や建造物、昔からの言い伝えのある場所などが隠れている。』
と、館の広報担当の方がおっしゃられていました。
きっと、あなたも気付いていない歴史が近くにあるはずです。
いま一度、住み慣れた町をゆっくりと歴史散策してみるのもいいですね。
町の歴史を知る事で、今までに感じなかった感情や新しい考えに気が付くはずです。
そして、きっと今以上に住んでいる町の事を好きになれるのではないでしょうか。