缶バッジを製作するに至るエピソードは様々あり、そのエピソードはとても感慨深いものばかりです。そして時に缶バッジ製作は記念品やPRの為だけではない事もあります。
【地域活動支援センターひびき工房 】様は『障がいのある人もない人も、共に働く作業所』として、いわゆる郊外に送迎ありの作業所を構えるのではなく、多くの働く市民と同じように公共交通で通勤し、同じ地域の店の人々との交わりを多く持つ、ということを心がける町中にある作業所です。
重い障がいを持つ人々の問題は、仕事につけず外出も不自由になる為、 生活のリズムを崩し社会から取り残されたような孤独を強いられてしまいます。
故に、この作業所の意味は『仕事による収入もさることながら、 障害のある人々が、作業所に通うことによって、日常生活にリズムを持ち、 人々と交わりの輪を広げていくこと』であると仰っています。
作業所に通い、仕事をする事で 障がいのある人たちも、町の中で楽しみや苦しみを一緒に味わいたい。多くの人と同じように生活したいと願っているのです。
ひびき工房様でのお仕事は『テープ起こし』や『楽譜点訳』『点字名刺の作成』など様々あり、なかなか根気が必要で大変なお仕事ばかりです。そんな中にこの缶バッジ製作も含まれています。
今回の缶バッジは【地域活動支援センターひびき工房 】を知ってもらう為にと、非常に重い障がいのある方の職業訓練として製作されました。
初めはとても難儀したものの、マシン本体に順序を示す案内を付けたり、目が不自由な方にもわかるようにデザインを工夫したりと、今ではスムーズに缶バッジが製作できているとの事です。
はじめて完成した缶バッジをみて、『缶バッジを完成させるという形ができたことに、とても喜びがあった』と、ご担当者様から喜びの声を頂いています。
ちなみに缶バッジ製作サービスは、なんと1個から可能です。それも1つずつOPP袋に入れての納品です。また、価格も非常に低価格であり、驚きです。