缶バッジの顔とは、言うまでもなくデザインです。
缶バッジは各用途に対応する様々なバックパーツがあり、ただ『ピンで付ける』ものではなくなってはいるものの、デザイン次第でその缶バッジが魅力的なものになるか、あるいは巷にあふれる普通の缶バッジになるかというのは今も昔も変りません。

缶バッジは自分のデザインを簡単に表現できるものではありますが、限られたスペースでいかにして表現するかという点ではある意味『難しさ』があります。

 


【『難しさ』とは『デザイン力』】
誰もが振り向く魅力的な缶バッジのデザインを描きたいと思っても、イラストを描くにはそれなりの技術が必要です。
綺麗な風景を写真に撮りたいと思っても、これまた技術が必要です。

いざ魅力的な缶バッジを作ろうと思っても、ある程度のクオリティを求めればデザイン力が必要になり、またこれらの技術・センスは一朝一夕に上達するわけではないので、葛藤は増すばかりです。

 

【魅力を伝える為には高性能プリンターも必要】
仮に素晴らしいデザイン力があったとしても、そのデザインを綺麗にプリントするためのプリンターが必要になります。
それは細部までこだわったデザインほどプリンターの能力が要求されます。
家庭プリンターでも十分綺麗にプリントされますが、画質にこだわるのであれば、やはりプロ仕様の高価なプリンターが必要になってきます。

 

【デザインをもっとシンプルに考えては】
こうして考えると魅力ある缶バッジを作る事はハードルが高いと思ってしまいますが、缶バッジの作り方を基にもっとシンプルに考えて下さい。

缶バッジの基本的な作り方はデザインした用紙を透明のフィルムで巻き込むものです。この考えでは『用紙にデザインする力』が必要になります。
ではこれを、『デザイン性のあるものを巻き込む』と考えをスイッチしてください。
もっと具体的に言えば、『何か綺麗でカワイイ薄い物をフィルムと巻き込む』のです。こう考えるとあなたもきっと思い浮かんでくるものが何かあるはずです。

 

 

そうして出来上がったのがこちら、『ボタニカル缶バッジ』

花にはそれぞれの魅力・個性があり、また花言葉があるように意味を込める事ができます。
1つとして同じ花は無い為に貴重な1点ものになる事は言うまでもありません。
花を見せるのも良し。葉を見せるのも良し。ここには技術・センスも必要ないのです。

ボタニカル缶バッジはカジュアル・フォーマルを問いません。そしてそれはストラップやヘアゴム。そしてミラーにまでなります。

花言葉をメッセージにそえてプレゼントするのも素敵ですね。

 

【何を挟むかはあなた次第】
今回は押し花を利用しましたが、あなたのインスピレーションに従えばもっと素敵なアイデアがあるはずです。
デザイン性のあるものを巻き込む。魅力あるデザインはきっと身近にあるはずです。