あなたがテーマパークやミュージアム、観光地などでスタンプリーを企画したいと考えているならば、今からお伝えする内容は非常に興味深いものになるはずです。
WEBアプリケーションの企画・開発などを手掛けるスターティアラボ株式会社の調査によると、“どこでスタンプラリーに参加したか?”の問いに対して、1位が『商店街』、次に『温泉施設』『駅』『テーマパーク・遊園地』と続きます。
“スタンプラリーに参加したきっかけは?”に対しては、1位が51.9%の『無料で参加できたから』で、2位に41.6%の『観光や町歩きも兼ねていたから』となります。
気軽に参加できる事と併せて観光・町歩きができる事が支持されています。
ここで注目すべきは『景品が魅力的だったから』が28.1%と低い結果だった事です。これを見る限り景品を目的とした参加者は少なく、詳しくは後述しますがスタンプラリーにおいては必ずしも魅力的な景品が必要というわけではないことがわかります。
さらに“スタンプラリーに参加して感じたこと”では1位が58.6%で『また参加したい』、2位が54.1%の『回遊性が上がった』、3位で49.2%の『滞在時間が延びた』との結果も出ています。ここに否定的な意見は殆どありません。
また“スタンプラリー参加後の興味関心・購買意欲”では78.8%の参加者が『興味関心・購買意欲が上がった』と答えています。これは企画運営側にとって非常に嬉しい結果です。
そして現代の主要情報源であるSNS。
“スタンプラリーに関する内容をSNSで発信もしくは紹介したか”では69.2%の人がYESと答えています。SNSを用いたマーケティングは言うまでもなく、これを活用できるという事は非常に有益です。参加者が広告塔として活動してくれているのです。
最後に注目するべきは、YESと答えた人にどんな情報を発信したかを質問した結果、『イベント情報』と答えた人が67.5%と1位。そして2位には『景品』と答えた人が60.8%もいます。
イベント内容と景品を同時に挙げた参加者もいるはずです。こうした場合、イベントと景品に関連性があればイベントの趣旨が伝わりやすくなり更に効果的な広告となります。ではそれにはどんな景品が良いのでしょうか?
答えは簡単です。ここで考えるべきは『無料で参加できて、オリジナルグッズがもらえた』との反応です。つまりアンケート結果からいえば景品には『ノベルティグッズ』を検討するといいのです。
商品券や宿泊券などは景品表示法が絡むので魅力的な内容にするは難しく、コストもかかるので参加賞として全員に配布するのは現実的ではありません。
アンケートにあった魅力ある景品の上位の実現を目指すのではなく、それはあくまでも参加者がアンケートに回答する際の理想であると考えを切り替えましょう。
ではノベルティ・グッズであるべき理由はなにか?
その理由は2つあります。
1つ目は企画の度にデザインを容易に変更できる事。これは非常に重要です。
外注に出すにしても自社生産するにしても、ノベルティグッズは簡単に作れるのです。
そしてベースとなるアイテムは同じでも、デザインを変えるだけで様々な企画を続ける事が可能になります。
また、ベースが同じなら今後の企画に統一感を持たせる事もでき、コレクション性を持たせることも出来るので、リピーターひいては強固なファン層を増やすことにもつながります。
2つ目は安価で用意ができる事です。企画するたびに機材や設備を買い続けるのは現実的ではありません。あなたの検討する企画は低予算で高効果であるべきなのです。
また、低コストであれば参加者全員に参加賞として配布することを約束できるので、『何かもらえるならやってみよう』という気にさせることもできます。
ノベルティグッズが採用されるのにはこうした理由があるのです。
スタンプラリーは気軽に参加できて、グッズのデザインを工夫すれば企画側が意図する対象への理解を深めてもらう事が可能です。
これは一見ありがちなようですが、実はベストな選択なのです。
『企業をPRをしたい』『キャラクターを宣伝したい』『ブランドを理解してもらいたい』
こうしたあなたの意図は、きっとスタンプラリーの参加者にも理解してもらえるはずです。