缶バッジを製造・販売する企業にとって缶バッジのサビ対策は、利益を上げるためにどうしても欠かせません。缶バッジの素材であるブリキは管理をしっかりとしないとすぐにサビてしまい、商品として使い物にならなくなってしまいます。
そこで、重要なのは缶バッジがサビてしまう原因を知ることと、サビ対策を知ることです。今回は、缶バッジのサビについて、原因と対策をお伝えします。缶バッジの管理担当をされている方はぜひ、参考にしてください。
缶バッジがサビてしまう原因
缶バッジがサビてしまう原因を知るには、まず、缶バッジの素材について知る必要があります。
缶バッジの素材であるブリキとは?
多くの缶バッジは、ブリキで作られていますが、このブリキとは、鉄にスズでメッキ加工を施したものです。
ブリキは、かつてはおもちゃの素材としてよく使われていました。また、現在でも缶詰(スチール缶)、バケツ、お菓子やケーキの型などでブリキがよく使われています。
ブリキのメリットは、光沢が美しいことや耐水性、耐熱性、耐久性などが高い点です。他にも、加工がしやすいところや、素材のスズ自体に毒性がなく、万が一、口に入れても安心なため、小さなお子様でも使える点がメリットといえるでしょう。
缶バッジがサビてしまう原因とは?
缶バッジの素材であるブリキがサビてしまう最大の要因は、ブリキのメッキ加工が剥げてしまい、鉄の部分がむき出しになってしまうことです。鉄が水や酸素に触れることで酸化し、腐食を起こすことによりサビが生まれてしまいます。
メッキ加工がしっかり施されたブリキであれば、水や温度変化があっても簡単にサビてしまう心配はありません。むしろブリキは耐熱性や耐水性に優れていて、温度変化の激しいお菓子やケーキの型、頻繁に水を入れるバケツにブリキが使われているのもそのためです。
ただし、缶バッジは、その用途の違いからバケツやお菓子・ケーキの型ほど温度変化や水にも強くはありません。そのため、メッキが剥がれていなくても使い方や保管環境によってはサビてしまう可能性があります。
湿気や油はサビのもとなので、例えば缶バッジを結露が起こる場所に放置したり、素手で触って手指の油分や汗をつけたまま放置したりしてサビてしまうケースは珍しくありません。缶バッジを長くきれいに保つには、管理状態に気を配ることが大切です。
缶バッジのサビを防ぐ方法
一旦、サビてしまった缶バッジを元の状態に戻すのはかなり困難であり、基本的には元の状態には戻せないと考えたほうがよいでしょう。ちょっとしたサビであれば、サンドペーパーで磨く、サビ取り剤を使う、木工用ボンドを塗って剥がすなどの方法もあります。
ただし、これらの方法でも完全にサビを落とすのは難しいうえ、個人所有の数個の缶バッジならまだしも、企業として何千、何万個の缶バッジについたサビを一つひとつ落とすのは現実的ではありません。
そのため、重要なのはサビを落とす方法ではなく、そもそもサビを発生させないために何ができるか、その対策を知ることです。ここでは、缶バッジのサビを発生させない、サビを防止するための対策を解説します。
温度・湿度管理の徹底された倉庫で保管する
大量の缶バッジを保管する倉庫では温度管理と湿気対策が必要です。温度の変化が起きやすかったり、湿気が多かったりする倉庫では、缶バッジの大敵である結露が起こりやすく、サビてしまうリスクが高まるためです。
なかでも重要なのが、臨界湿度です。臨界湿度とは、相対湿度(空気中の水分量)が65%を超え金属の腐食が急激に進む湿度を指し、缶バッジのサビを防ぐにはこの臨界湿度を下回る湿度下で保管する必要があります。そのため、湿度管理を徹底している倉庫に保管することは非常に重要なのです。
湿度管理が難しい倉庫であれば、防錆剤を使用し、密閉状態で保管します。なお、冷蔵保存は出庫した際に、外気との温度差で結露が生まれやすくなり、サビの原因につながるため避けるようにしてください。
また、防錆剤には「CORTEC VpCI-146 防錆紙」がおすすめです。高性能で人体や環境に優しい工業用防錆紙であり。缶バッジの専門家であるバッジマンネットが自信をもってご提供する製品です。自社倉庫での缶バッジ保管を行う際には、ぜひ導入をご検討ください。
定期的な商品点検を実施する
定期的に結露は起きていないか、缶バッジに傷がついてメッキが剥がれていないかなどの点検を実施します。ただし、サビの原因となる手指の汗や油を缶バッジにつけないよう、絶対に素手では触らないようにすることが重要です。
輸送時の管理を徹底する
倉庫に保管している時に湿度管理や傷、メッキの剥がれがないか点検を行っていても、輸送中の管理がずさんだとサビができる原因を作ってしまいかねません。輸送中の車での湿度管理や、傷がつかないような缶バッジの梱包の工夫などをしっかりと行いましょう。
缶バッジのサビを防ぎ効率的に管理する方法
前項で缶バッジのサビを防止するための対策を紹介しましたが、これらの対策を自社の倉庫で実施するには大きな手間とコストが発生します。外部の倉庫に保管と管理を委託する方法もありますが、自社担当者の手間は削減できても、より大きなコストがかかってしまうでしょう。
そこでおすすめなのが、缶バッジパーツの専門店であるバッジマンネットの活用です。バッジマンネットでは、缶バッジパーツを保管・管理するための専用倉庫を用意しているため、サビはもちろん、汚れや傷などのリスクも心配ありません。
常時30万~100万個の在庫があり、欠品で納品が遅れるといったリスクもなく、迅速な発送を行いお待たせすることもありません。必要な時に必要な分だけバッジマンネットからご注文いただくことで、自社で缶バッジパーツを保管する必要がなくなり、保管・管理にかかるコストの削減も可能です。
ボリュームディスカウントも対応可能なため、保管・管理コスト削減とあわせ、サビ対策以上のメリットを得られるでしょう。
バッジマンネットは缶バッジパーツの専門店であり、委託倉庫ではないため、お客様が製作した缶バッジをお預かり・保管することはできません。しかし、豊富な在庫と迅速な発送に強みを持つため、製作前のパーツの「倉庫代わり」としてご活用いただくことは可能です。ぜひご検討ください。
また、やはり自社で缶バッジの保管・管理を行いたいという場合には「CORTEC VpCI-146 防錆紙」のご利用がおすすめです。市場には多種多様な防錆紙が出回っていますが、バッジマンネットでは缶バッジ専門家としての長年の経験から、本品が最も優秀で多用途な防錆紙だと考えています。ぜひご活用ください。
また、無料でダウンロードできる『eBook』
にもお役立ち情報が多数ございます。缶バッジの製作、販売にご興味がある方は、ぜひご覧ください。
缶バッジの適切な管理ならバッジマンネットにおまかせ
缶バッジの素材であるブリキは耐久性、耐熱性、耐水性に優れていますが、きちんとした保管・管理をしていない場合はサビてしまうリスクがあります。一旦、サビてしまうと元の状態に戻すのが非常に困難なため、基本的にはサビないようにするための対策が欠かせません。
しかし、適切な管理や点検業務を常に行うのは、担当者の手間もかかり、コストも増大してしまうでしょう。そこでおすすめなのがバッジマンネットの活用です。
缶バッジパーツの専門店であるバッジマンネットは、缶バッジの保管に特化した倉庫で商品を管理しています。缶バッジ製作に必要な時に必要な数のパーツだけを購入すれば、サビ対策はもちろん、自社の倉庫での保管もしくは委託にかかる手間やコストの軽減が期待できます。缶バッジパーツの在庫も豊富にあるため、欠品のリスクもほとんどありません。
缶バッジのサビ対策でお悩みの際は、ぜひ、厳しい倉庫管理と迅速な発送で缶バッジパーツの保管を代行可能なバッジマンネットの活用をご検討ください。